SEL的Halloween Lesson
10月の一大イベントと言えばハロウィン。
文化的な学びの機会に、川越教室も乗っかってみました。
トピックは、STEAMで言うところの「Arts」。
そのの中でも、人文科学(Humanities)の部分に入るかと思います。
「Halloween Treasure Hunt」
というのは表向きで、低学年は文字を書く練習、中学生はリーディングの練習です。
とはいえ、本人達たちは謎解きゲームだと思ってくれたようです。
気づかないうちに練習させられているとも知らず(狙い通り)。
【ゲームの進め方】
Step1: 質問に答える形でクロスワードを埋める。
Step2: 太枠の文字を並べ替えて指令を読み取る。
Step3: 指示された場所にある暗号を解読する。
Step4: 暗号を解読すると、宝を手に入れる方法が。
Step5: ある呪文を唱えると、宝が手に入る。
ある呪文…は、何となく想像できますよね(笑)
ハロウィンは日本でもかなり浸透してきました。
“Jack-o’-lantern”や”Trick or treat?”などの表現は小さい子どもも知っています。が、ハロウィンがそもそも何なのか、を知っているかというと…大人でも意外と少ないのではないでしょうか。
中学生はハロウィンの歴史に関するQuizのクロスワードになっています。
少しだけ中学生のクラスの内容をご紹介します。
中学生のクラスでは、ハロウィンの歴史に関する本や記事、そして英和/和英辞書を生徒に渡しました。答えは本などに書いてあることもあれば、分からない単語を辞書で調べるだけで答えられるものもあります。
例えばこんな質問。
6は何となく想像できるかもしれませんが、1と12は調べないと難しそうです。
ネイティブの子ども向けの本や記事なので、未知の単語や文法も山ほど混ざっていました。
困っている所に多少サポートはしましたが、生徒が積極的に情報を読み取ろうとしている姿勢や、辞書を活用している様子を見て、ちょっと感動しました。
「これはハロウィンの成り立ちの話だから、きっとこの辺に書いてあるはず!」
Quizという響きは楽し気ですが、本から情報を探してくるのでリーディングの問題を解いているのと同じです。ちゃんと取り組めば、スキミングとスキャニングのトレーニングになります。
「allowedっていうのは、edを取った形で辞書に載ってるのかも?」
allowedは受動態の文で使われていたので、be動詞の後ろに登場します。受動態は未習事項なので、形容詞や名詞と勘違いしてもおかしくないのに、動詞だろうと目を付けたことに驚きました。
この数カ月で生徒たちの成長が感じられて、とても良い時間を過ごせました。
来月、中学生たちはビッグイベントを控えています。
どう転ぶか分かりませんが、無事に終わりましたらご報告いたします。