【中学生】科学者にインタビュー!
昨年末、中学生向けのチャレンジ企画「科学者にインタビュー!」を実施しました。
相手はイギリス在住のイタリア人。
日本のアニメが好きで、趣味は空手の日本贔屓の男性です。
彼の専門はmolecular dynamic simulations。目には見えない原子や分子の動きのコンピュータでシミュレーションする手法のことです。昨年自分の会社を立ち上げた起業家でもあります。
ごく普通の中学1年生たちですが、学んだことを実践するだけの英会話を飛び出して、生の会話を体験してもらいました。日本語でもインタビューは難しい技術ですから、英語でとなると色々準備が必要です。
事前にインタビュアーのついて情報を提供し、生徒同士で聞いてみたい事を生徒たちで洗い出してから、似ている質問を統合して3つのポイントに絞りました。
○ 科学への興味について
○ 仕事について
○ 生活について
質問の一例を紹介します。
彼の専門はmolecular dynamic simulations。目には見えない原子や分子の動きのコンピュータでシミュレーションする手法のことです。生徒たちの頭に浮かんだのは「一体どんなものに使われているのか?」という疑問。
彼が紹介してくれたのは、スマートフォンのディスプレイ。異なる素材の層が重なって一つのディスプレイが作られています。この技術を用いると、異なる素材を重ねた時に、ディスプレイの見え方(明るさなど)がどうなるかをコンピューター上で確認することが出来るようになるそうです。
プログラミングを学んだ先に、こんな未来が待っているのかもしれません。
今後の展開としてチョコレートや宇宙エレベーターの話も登場し、生徒たちの瞳が輝きました!
一方で、自分たちの英語力の限界に打ちひしがれていましたが、良い刺激になったのではないかと思います。
もちろんこの1回で英語力や知識が上がるわけではありませんが、こういった経験を積み重ねることで、彼らの学びに対する姿勢をより良い方向へサポートしていけるのではないかと考えています。